強引な「ひきこもり支援施設」の実態を脱走者が証言

「親が渡した合鍵で・・・」
「無視していたら部屋のドアを外された」
「複数人に担がれて無理やり・・・」こんな風に強引に連れて行く支援施設がある。

引きこもり支援を謳う施設には、粗悪なところも多い。

今回は、日本の中高年引きこもりの実態と、そういう施設について書く。

引きこもりの実態

日本における、引きこもりは結構深刻だと思う。

学生や子供が精神的に未熟・不安定な状態から引きこもるっていうのはどこでもあることだけど、日本が抱える引きこもりってそういうのではなくて。

40代、つまり中高年引きこもりがすごく深刻なんだよね。

引きこもりだから収入がないわけで、これを70代とか80代の年金世代が支えているの。

自分が引きこもりであること、子供が引きこもりであること、を隠すために目に見えにくく「数多く潜在」しているわけ。

地域包括支援センターでも対策を講じようとしているけれど、専門知識のあるスタッフがいないことや、そもそも地域包括支援センターの活動が介護のため「どこに繋げれば良いのか分からない」といった具合。

でね、この中高年で引きこもった人たちの大きな理由は「退職したこと」「人間関係や職場になじめず」みたいなことなの。

日本って転職するにも期限があるというか「20代後半が限界かな」みたいな空気あるでしょ?

再スタートさえうまくいけば、引きこもらずに済んだ人だっていっぱいいたと思うんだよね。

在宅ワークで収入を得る仕組みだとかも、もうちょっと周知されればいいのになと思う。

でも、何にせよ支援する側の準備が全く整ってないからね・・・。

引きこもり支援施設とは?

で、そんな引きこもりの人たちをもう一度社会復帰できるようにサポートしようって名目なのが支援施設ね。

全国各地にできつつあって、ニュースで取り上げられたりもしてる。

今回この記事で言及するような悪質な所ばかりじゃないし、多くの施設はそういった事での風評被害に悩まされているんだと思う。

でも、メディアで紹介された施設ですら、ふたを開けたら「悪質な施設だった」っていう報告もある。

縋ってしまう高齢の親

被害報告を何件か読んでみて素直に思ったのは「そういうところに縋ってしまう親の気持ち」もあるよなあ・・・ってこと。

自分たちの生活を切り詰めて40代の子供を養い続けるんだもの。

疲弊すると思うし、なんとか状況を打開したいとも思うよね。

せめて親のいなくなった後も困らないようになってくれたら、そんな風に思ってる時に「支援してくれる施設がある」って聞いたら、そりゃ頼りたくもなる。

高齢世代はインターネットだとかで情報を得るのは苦手だから、新聞やテレビで紹介されれば「いいところ」だと信じてしまうよね。

パンフレットとかを見たところでいい事しか書いてないだろうし、説明に来た職員だって本性は見せないもの。

引きこもってても中高年になってても子供は子供だからさ、それを思う気持ちに付け込まれちゃうんだよね。

ブラックボックス化している支援施設の内情

施設の中から外への干渉が著しく制限されてるケースが多いんだよね。

監視カメラがそこかしこについていて、とか。

アルバイト面接とか以外の外出は基本不可、とか。

だから「実際どうなのか」ってことが全く分からないんだよ。

預けるって決めた親も逃げ帰ってきた子供から話を聞いてビックリ仰天した、とかもよくあるケース。

しかもね、入所の話し合いに応じなかったために「抱えられて強引に車へ」みたいなことも結構ある。

これがトラウマになって苦しんでる人も全国にたくさんいるんだから、この問題は本当に深刻だと思う。

入所したらしたで、なにかひとつでも逆らうなら「精神病院へ入院だ」って脅されるとか。

これのどこが支援なんだろうっていう。

しかも、費用は超高額なの。3ヶ月分で400万以上とか。

ある親御さんは「費用がここまで高額なのだから、より良い環境なのだと思った」って話してて。

逃げ帰ってきた子供から話を聞いて、返金を求めたけど半額しか帰ってこなかった、と。

きちんと支援している施設が全国にどのくらいあるとか、適正料金がいくらとか、そういう情報が全く追いついていないから起こってしまうわけだけど・・・。

現在進行形でそういうところに身を置いていて、家に帰りたいと思ってる人も多いみたいだからなんとかして〜って思っちゃう。

でも、親は良かれとおもって預けているから「脱走」でもしない限り分からないんだよね。

施設に頼らない引きこもり支援はあるのか

最初の方でも書いたけど、日本の中高年の引きこもり支援はすごく遅れているの。

だから、こういう詐欺みたいな施設が出来ちゃうんだけどさ。

世代間の価値観ギャップっていうのも大きいよね。

「いい歳して働いていないなんて」みたいな劣等感は引きこもりを抱える親世代にも、引きこもりをしてしまう中高年にもあるんだと思う。

「外で働かないと」みたいなのもね。

若い世代は「在宅ワーク」とかも浸透してて「引きこもりでもお金稼げてるんなら、まあオッケーじゃない?」みたいな人も多いんだけど。

パソコンとか使えるんなら、そういうので少額の在宅ワークを請け負ってみるとかしてほしいんだけど、そういう考えに行き着かないって人も多そう。

何にせよ、よく分からない施設に託してしまう高齢世代の親がこれ以上出る前になんとかなるといいよね。

まとめ

親の気持ちに漬け込んだ詐欺まがいの支援施設は摘発されてほしいし、そんなところに行き着かなくて済むようになってほしいとも思う。

親世代の限界も近いと思うし・・・。

1番は引きこもらなくて済むようになることだけどさ。

その人なりの再出発ができるようにサポートしてあげてほしいよね。

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